マザーズハローワークとは?メリットと注意点は?|転職情報
ここでは「マザーズハローワーク」と呼ばれる特別なハローワークの特徴や、利用する上での注意点などについて解説していきます。
マザーズハローワーク(ハローワークマザーズコーナー)とは?
マザーズハローワークは「子育て世代向けの就職サポートサービス」であり、通常のハローワークと同じく厚生労働省が運営しています。
ちなみに設立したのは2006年のことですから、意外と歴史が長いと感じるのではないでしょうか。
ただ、マザーズハローワーク自体の件数は今のところあまり多くありません(2021年の段階で20カ所程度)。
しかし、それに準ずる「マザーズコーナー」という窓口が全国120カ所以上のハローワークにあります。
それではマザーズハローワークの主なメリットを見ていきましょう。
マザーズハローワークのメリット
育児中の母親向けの求人が多い
マザーズハローワークでは「ハローワークに集まる全求人」だけでなく、「育児と仕事の両立への理解がある企業からの求人」も閲覧することができます。
そもそも企業側に「理解」がありますから、
・子育て関係の支援制度があるといいけれど……
・夕方には帰宅したい
・残業はできない
などの「通常の転職活動ではなかなか言い出しにくい条件」を満たしている企業を探しやすいと言えます。
託児サービスがある
マザーズハローワーク(マザーズコーナーのあるハローワーク)には授乳室やキッズスペースがあります(施設に設備・サービスの内容は異なります)。
通常のハローワークも子どもを連れていって構いませんが、マザーズハローワークのほうが安心できる環境と言えるでしょう。
ある程度時間を要するセミナーに参加したいときなどは、託児サービスを利用することをおすすめします。
無料の就職サポートセミナーがある
マザーズハローワークは無料の就職サポートセミナーを実施しています。
一般的なセミナーとは異なり、「仕事と育児の両立を目指す女性」が対象となっています。
エリアによってセミナーの中身は違いますが、書類対策やビジネスメイクなど、転職活動や「ブランク明けの再就職活動」などの役に立つことを教えてくれます。
担当スタッフ制
マザーズハローワークでは求人情報のリサーチから就職まで、同じスタッフが担当してサポートしてくれます。
そのため「これまでの人と言っていることが違う」「担当者が変わって紹介される求人のテイストも変わってしまった」などのモヤモヤが発生しません。
シングルマザーなどへの理解がある
シングルマザーなどへの理解がある担当スタッフが大半ですから、「通常のハローワークに相談した際に、嫌な思いをしたことがある」という方にもおすすめです。
また、受給可能な手当てや、役立つ機関や施設を教えてくれるところもありますし、生活面に関するアドバイスをしてくれる場合もあります。
マザーズハローワーク(ハローワークマザーズコーナー)の注意点は?
それではマザーズハローワークに関する注意点を見ていきましょう。
大きなデメリットはありませんが、気をつけるべきことはいくつかあります。
通常のハローワークよりも数が少ない
通常のハローワークに比べると「マザーズハローワーク(&マザーズコーナーのハローワーク)」の数は少なめであり、通うのに苦労する方もいるかもしれません。
一人で足を運ぶのであればまだしも、お子さんを連れていくとなると、「行くのはほぼ不可能」となってしまうママもいることでしょう。
大企業の求人は少ない
通常のハローワークにも言えることですが、大企業の求人はあまりありません。
ですから大手企業の求人を探したいのであれば、転職エージェントなどの他の転職サポートサービスも利用してみることをおすすめします。
転職エージェントでは希望条件を登録すると、それにマッチする大企業の求人を紹介してもらうことができます。
マザーズハローワーク(ハローワークマザーズコーナー)によってサービスに差がある
同じマザーズハローワーク(ハローワークマザーズコーナー)でも、施設によってサービス内容に違いがあります。
例えば、授乳室がないところもありますし、「サポート範囲」も施設次第で異なるかもしれません。
どうしても利用したいサービスがある場合は、前もって電話などで確認を取ってから訪れることをおすすめします。
劇的に就職しやすくなるわけではない
子育て中の母親への配慮が行き届いているマザーズハローワーク(ハローワークマザーズコーナー)ですが、「就職活動をしやすくなる」というだけであって、「採用率が上がるわけではない」ということを覚えておきましょう。
ただ、特に「これまで普通のハローワークを使っていたが、就活が全然上手く進まなかった」というのであれば事態が好転する可能性は大いにあります。
ストレスが少なくなる事でメンタル的にも良い影響が出る場合があります。
まとめ
子育て中のママが転職活動に専念できるようなサポート体制が整っています。
子育てをしながらだとキツイと思いますが、使えるものはいろいろ使っていきましょう
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