日雇い派遣と日雇いバイトの違いは?|転職活動中の生活費稼ぎにおすすめしない理由
日雇い派遣と日雇いバイトの違いは?
どちらも「日雇い」とつくので分かりにくいですね。
しかし、単に「派遣」と「バイト」の差を考えると理解しやすいです。
日雇い派遣:派遣会社が雇用主
日雇いバイト:就業先が雇用主
法改正により日雇い派遣が原則禁止に!
2012年10月に「派遣法」が改正されました。
これにより基本的に日雇い派遣ができなくなりました。
ただし、以下のいずれかに当てはまる場合は日雇い派遣が認められます。
・年収500万円以上の人
・世帯収入500万円以上&主たる生計者ではない人
・60歳以上の人
・雇用保険が適用されない学生
・一部専門性の高い業務(ソフトウェア開発、機械設計など。全ての業務については厚労省のホームページなどで確認してください)
学生や60歳以上の人であれば、日雇い派遣がほぼ無条件で可能です。
ですが、それ以外の社会人の中で日雇い派遣ができる人はあまりいないことでしょう。
また年収500万円以上で日雇い派遣をしたい方もほとんど存在しないのではないでしょうか。
日雇い派遣・日雇いバイトをおすすめしない3つの理由
日雇い派遣ができない人であっても、日雇いバイトであればほぼ無条件で行うことができます。
ただし基本的におすすめしません。
その主な理由を挙げていきます。
1:辛い仕事・ブラックな仕事が多い
これは、正確なデータなどがあるわけではありません。
しかし口コミなどを見る限り、日雇いバイトには辛い仕事・ブラックな仕事が多いと表現せざるを得ません。
ただ、あくまで日雇いですから「少し我慢すれば明日以降は関わらなくても済む」とも言えます。また、雇う側としても、労働者一人一人の情報を丁寧に把握することはまずありません。
そういった雰囲気が性に合う人にとっては、日雇いバイトも悪くないかもしれません。
ちなみに日雇いの仕事で楽・ホワイトな業務の代表格としては「交通量調査」「テスト監督」の二つがあります。
ただし、競争率は非常に高い傾向にあります。
2:ほぼ職歴にならない
転職活動で使う履歴書や職務経歴書には、基本的に日雇い派遣・日雇いバイトのことは書きません。
また、「いずれ始まる就職活動でのPRポイントを作るためにバイトを経験したい」という学生さんもいると思います。
しかし日雇いバイトではその目的は達成しにくいですから、就活でのアピール目的なのであれば長期バイトをすることをおすすめします。
3:人気の仕事は競争率が高い
当然ですが人気の仕事は競争率が高く、繰り返し応募してもなかなか採用されない可能性があります。
学生さんなどが「イベント感覚」で応募するのであれば問題はないでしょうが、「生活費を稼ぎたい」などの理由がある場合はなかなか採用されず、厳しい状況になるケースもあります。
「生活費のため」なのであれば競争率の高くない、日雇いバイト・日雇い派遣に応募するという手もあります。
転職活動中に日雇いバイトをしなくていい状況にするためには?
転職活動中に生活費の余裕がなくなるなどして、日雇いバイトをしたくなることもあるかもしれません。ですが先ほどからお伝えしている通り、それはおすすめしません。
では、転職活動中に日雇いバイトを行わなくてもいい状態にするためには、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
転職先が決まってから(採用されてから)現職を辞める
転職活動をした経験がない人の中には「現職を辞める→転職活動を始める」という順序にするべきと感じている方もいるかもしれません。
ですが実際には、多くの人が「転職活動をする→転職先が決まる→現職を辞める」という手順を踏んでいます。
これなら「給料の発生しない期間」を最小限に抑えることができますから、日雇いバイトをする必要はなくなるはずです。
転職先が決定したら、入社日を2~3か月先にしてもらい、余裕をもって「現職を辞めるための活動」をスタートしましょう。
計画を立てて転職活動を行い、スムーズに終わらせる
また、転職活動自体を速やかに終わらせることも大事です。
特に「現職を辞めること」が先になった場合は、3か月以内には完了(転職先が決まる)させたいところです。
もちろん貯蓄状況などによっては、もっと長期間就職活動を続けることもできるでしょう。
ですが、いわゆる「空白期間」が長くなればなるほど、企業に採用されにくくなるので注意してください。
そして、転職活動を効率よく進めるためにも、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、求人マッチング→エントリー→面接→内定まで非常にスピーディに進める事ができます。
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