新卒採用とは?|応募する側のメリット・デメリット

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新卒採用とは?|応募する側のメリット・デメリット

「新卒採用」は日本独自の採用形態であると言われています。

ここではこの新卒採用の定義や、応募する側のメリット・デメリットについて解説していきます。

新卒採用の定義

新卒採用:大学を卒業した直後の学生を採用すること

職歴ではなくその学生の素養や適性を見て判断しますから、「ポテンシャル採用」と呼ばれる場合もあります。

ちなみにアルバイト経験などがある場合でも、原則として新卒採用に分類されます。

新卒採用に応募する側のメリット・デメリット

それでは学生側から見たメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット

研修が充実している傾向にある

職歴のない新卒ですから、企業としても即戦力になるとは思っていません。

それよりも「研修を充実させて早く育てよう」「自社のカラーに染めよう」と考えています。

社会全体にこのようなムードがありますから、「学生時代の専攻」とはあまり関係のない企業にも採用されやすいと言えます。

同期が多くなりやすい

年齢や経歴もバラバラになる中途採用者とは異なり、新卒採用されると同期が多くなりやすいです。

学生時代には出会わなかったような人とも知り合うことになるでしょうから、見識が広がったり、お互いに磨き合ったりできる場合が多いです。

新卒の失業率は低い

日本の大学生の就職率が9割を切ったことはほぼありません。日本には新卒の学生を対象とする求人が多いからです。

ちなみに海外では、「大学を卒業する→自力だけで就職活動をする」という流れになるケースが大半です。また、新卒であっても「即戦力になるかどうか」が重視されますから、失業率は比較的高いです。

デメリット

新卒採用にはデメリットもあります。

ただ、学生である以上、日本独自の新卒採用を取り巻く環境とシステムから逃れることはほぼできません。

ですから、「デメリット」というよりも「注意点」と捉えて、ポジティブに対策していきましょう。

精神的な負担が大きい

たくさんの学生が一斉に就職活動をしますから、「厳しい競争」という意識を抱え続けることになるかもしれません。

また、慣れない面接に挑んでも内定を得られないことが多々ありますから、精神的負担が大きくなる学生も少なくありません。

新卒で入社できないと就職活動のハードルが上がる

新卒採用募集のタイミングで内定を得られなかった場合は、問答無用で既卒扱いになります。そうなってしまうと新卒採用に比べて、就職活動のハードルがやや上がります。

学生としてもこのことは理解しているでしょうし、大学側もある程度プレッシャーをかけてくるでしょうから、ストレスを溜めてしまう人が少なくありません。

留学生の就職率は低い

留学生の就職率は決して高いとは言えません。

実際、「日本で就職したがっている留学生」のうち4割程度しか、それを叶えることができていません。「そもそも留学生向けの求人は少ない」というのが主な理由です。

留学生に求める日本語能力が高すぎる

グローバル化が進んでいる時代とはいえ、「日本の企業が留学生に求める日本語能力」は高すぎると言われています。

ちなみに留学生を積極的に採用している企業は、「留学生に日本語を使わせる」だけでなく、「企業として多言語に対応する」ことにも力を入れているようです。

今後も、留学生の皆さんにとっては厳しい就職活動が続くかもしれませんが頑張りましょう。

新卒採用をする企業側のメリット・デメリット

こちらも把握しておくと就職活動をする上でのヒントになるかもしれません。

メリット

・多くの優秀な人材を採用して育てることができる

・離職しにくい

・企業のPRになる

・企業自体の活性化につながる

たくさんの学生が同時期に就活をスタートしますから、企業としては「大勢の中から、優秀な人を探す!」というスタンスで臨みます。

また、学生には職歴がありませんから、「前の職場よりも魅力がないから辞める」という考えが浮かびません。

さらに新卒を雇うことで企業そのものが活性化する可能性もあります。

例えば、新卒ならではの斬新な発想や視点が、ベテランに良い影響を与えるかもしれません。

加えて、「積極的に新卒採用の募集をかける」というだけでも企業としての知名度をアップさせることが可能です。

デメリット

・優秀な人材を確保しにくい

・ミスマッチであると勘違いする学生もいる

・育成にはコストがかかる

優秀な人材はどこでも欲しがりますし、「優秀な人材側」としてもそのことは知っていますから自社に迎え入れるのはなかなか難しいです。

また、本当は適性があるのにミスマッチであると思い込んで離れていく学生もいます。

これは当人に社会経験がなかったり、業界に関する理解が薄かったりするために発生する場合が多いです。

そして新人の育成には多大なコストがかかります。

しかも多くの新卒は、きちんと育つまで利益を産みません。

新卒採用を成功させたいなら

就活を一人で行うのはなにかと不安が多いでしょう。

初めてのことで分からないことだらけなのは当たり前です。

ひとりで悩み、抱え込む必要はありません。

就活のプロに相談して、内定を勝ち取ってください。

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