転職活動で求人情報の他にチェックすべきことは?|情報収集力をアップさせるために
転職活動について調べていると、よく「情報収集が大事」という表現を見かけます。
これは確かにその通りなのですが、具体的には「どのような情報を、どのよう方法で」収集すればいいのでしょうか。
まずは「何をチェックすれば良いのか」を挙げていきます。
求人情報の他にチェックするべき6つのこと
求人情報以外でチェックするべき項目を紹介します。
1:詳しい仕事内容
求人票には詳しい仕事内容までは書かれていません。
ですから入社後にミスマッチが起きないように、自分の能力や経験を活かせる仕事なのか、成長やスキルアップなどができる職場なのかなどをきちんとチェックしましょう。
2:新人の教育体制・仕事のさせ方
どの程度研修をするのか、いきなり現場にぶち込まれるのか、出来る範囲で仕事をさせてからだんだんと業務を増やしていくのか、最初から多くの仕事をブッ込んでくるのか……。
など、新人の教育体制についてもきちんと確認しておきましょう。
中には「新人教育にあまり力を入れない」のではなく、「新人教育に力を入れられるほどの余裕がない」という状況の企業もあります。
特にブラック企業の場合はその傾向が強いです。
3:社風
・アットホームな職場
・体育会系の雰囲気
・変革を好まず地道に成長していく社風
・若手でも新しいことへの挑戦を求められる社風
など「社風」にも色々あります。
たとえ業務内容があなたにマッチしていても、社風が合わなければ辛くなるかもしれません。
4:働き方
・個人主義であり、成果を出すことを重んじる
・組織として力を合わせて結果を出すことに重点を置く
など「働き方」にも色々あります。
5:新卒採用者と中途採用者の扱いの違い
・キャリアの幅に差が出るか
・待遇に違いはあるか
・出世のしやすさに差はあるか
など新卒採用者と中途採用者とで違いがあるかどうかを確認しておきましょう。
「中途メインで新卒も育てていく」や「新卒メインで中途はほとんど取らない」など。
また、「実際に昇進できている中途採用者」が評価されたポイントをなども調べておくべきです。
6:ワークライフバランスの取りやすさ
・平均残業時間
・有給休暇取得率
・転勤や移動の範囲、期間
・出張の頻度
・単身赴任の有無、頻度、期間
なども調べて、あなたの望むようなワークライフバランスを取れるのかどうか検証しましょう。
女性の場合は「育休・産休を取りやすいか」「育休・産休後に復帰しやすいか(時短制など働きやすい制度があるか)」「男性と比べて不利になる面がないか」などもチェックしておくことをおすすめします。
転職活動に必要な情報はどこで集めるべき?
ここまで紹介した情報は主に下記のような手段で入手します。
1:企業の採用情報サイト
最近では、企業サイトの中に「採用情報サイト」を作る会社が多くなってきています。
このような採用情報サイトには、
・事業内容の紹介
・入社後の研修制度
・キャリアステップについて
・福利厚生
・業界シェア
・技術や製品の優位性
などが細かく具体的に掲載されている可能性が高いです。
「我が社に応募する人は見てくださいね」というスタンスで作られていますから、採用情報サイトに載っている情報を把握していないと、「え、見てないの?」となり、印象が悪くなってしまってもおかしくありません。
また、採用情報サイトがないとしても企業サイトには必ず目を通しておきましょう。
2:スタッフブログやSNS
公式ブログやSNSを運営している企業もあります。
ここから社風、人間関係、職場の雰囲気が見えてくる場合もあります。
IT企業などはwantedlyに投稿している場合も多いです。
ただし、申し訳程度にしか公式ブログやSNSを更新していない企業もあります。
そういったケースでは、古い情報しか得られない可能性もあるので気をつけましょう。
3:実際の社員
友人や知人など、実際にその会社に勤めている人に話を聞くのももちろん有効です。
事業部などが違っても、「企業としての方向性」「仕事の進め方」「事業戦略」などは大いに参考になることでしょう。
ただ、秘密保持の観点で答えられない質問もあるはずです。
「それは答えられない」と言われた場合は素直に引き下がるべきです。
4:転職エージェント
情報の質と量は転職エージェントが一番強いです。
転職エージェントから情報を仕入れるのが、確実で正確です。
応募を考えている企業を相談すれば、求人票からは見えてこない情報も把握することができます。
本記事前半で紹介した「求人情報の他にチェックすべきこと」はほぼ全て教えてくれることでしょう。
また、求人票や公式サイトに載せる情報を多少「盛っている」企業も少なくありません。
ですが、転職エージェントはリアルな情報を把握していますから、より正確に情報を知ることができます。
ちなみに転職エージェントは、求人サイトなどに公開されていない、いわゆる「非公開求人」を多く持っています。
非公開求人は給与などの待遇が良い傾向にありますから、そういった意味でも最低1件は転職エージェントに登録することをおすすめします。
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