仕事を掛け持ちすることのメリット・デメリット・注意点|転職・就活
仕事が減って、掛け持ちつまり「ダブルワーク」を検討している方は少なくないと思います。
そこでここではダブルワークのメリットやデメリット、そして注意点について解説していきます。
●仕事を掛け持ちすることのメリット
1:収入が増える
単純に複数の仕事をすれば収入が増えます。
どちらかの職場でシフトを減らされたという場合はもう一つの勤め先で……ということも可能です。
2:スキルアップ
複数の職種、業種で働くことにより、色々なスキルを身につけやすくなります。
どちらかの仕事で習得したノウハウをもう一方の仕事に活かしたり、転職活動での武器になったりする可能性もあります。
3:色々な人と関わることができる
「人脈が広がる」ということもそうですが、人と関わることそのものが好きという方もいるのではないでしょうか。
一つの職場よりも、複数の職場の方が関わることが出来る人数も増えます。
4:給料日が月に複数回できる
これは非常に大きなメリットです。
給料日が月に1回しかないのか、2回以上あるのかで精神的な余裕はかなり違います。
●仕事を掛け持ちすることのデメリット・注意点
続いてはデメリットや注意点を合わせて紹介していきます。
1:かえって収入が減る可能性もある
スケジュール調整や移動時間の調整が上手くいかなければトータルの労働時間が少なくなり、かえって収入が少なくなる可能性もあります。
また、複数の異なる仕事をすることにより「どちらも中途半端」という状態になって、昇給しにくくなる可能性もあります。
「生活のためにアルバイトを掛け持ちして……」という話をよく耳にしますが、ご自身の環境でもそれが本当に収入アップにつながるのかどうかは慎重に検討しましょう。
2:スケジュール調整が難しい
すでに少し触れましたが、スケジュール調整の難易度は比較的高くなります。
単に調整をミスって勤務時間が少なくなるというだけであればまだしも、シフト調整ミスでダブルブッキングをしてまったら迷惑をかけることになります。
一回くらいであれば許されるかもしれませんが、二回、三回と同じ失敗をすれば掛け持ちを続ける事が難しくなるかもしれません。
3:精神的な負担が大きくなる
どちらかの仕事が上手くいっていなければ、もう片方の仕事をしているときにも気になってしまうかもしれません。
また、両方の仕事でトラブルが起きている場合は多大なストレスがかかってきます。
ダブルワークをする以上は「覚えること」も多くなりますから、それにより精神的な負担が強くなる可能性もあります。
そのためデリケートな方には仕事の掛け持ちは向かないと言えるでしょう。
●バイトの掛け持ち・ダブルワークを成功させるためのポイント
続いてはダブルワークで上手く立ち回るためのポイントを紹介していきます。
1:掛け持ちは2つまでにする
3つ以上掛け持ちをするとなるとさすがに諸々の負担が大きくなります。
時間調整がややこしくなり、ダブルブッキングをしてしまうリスクが格段に上がります。
2:1日の勤務地は1カ所にする
例えば「午前中は○○で働き、昼の間に電車で移動して~」ということはできるだけ避けるべきです。
・スケジュール調整が難しい
・移動時間がもったいない
・交通費がかかる可能性もある
などのデメリットがあります。
また、その日1つ目の仕事が長引いてしまったら次の仕事に遅刻したりする可能性もあります。
できるだけ1日の勤務地が1カ所になるようにしましょう。
3:体力を使う仕事の掛け持ちは慎重に!
体力に自信がある場合は、例えば「土方+引越し」などのハイパーハードワークでも筋トレがわりになっていいかもしれません。ですがそうでなければ、一例として「引越し+デスクワーク」など、片方はあまり体力を使わない仕事にしましょう。
4:休日をきちんと作る
少なくとも週に1回は休日を作りましょう。
「1日の労働時間を短めにすれば、休日は必要ない」と考えている方もいるかもしれませんが、「完全な休日」がないとなかなか心身が休まらないものです。
休みなしの連勤はマジで体を壊します。
5:同業他社での掛け持ちは避ける
同業他社同士でのダブルワークをすると、それぞれの職場の人は良い印象を抱きません。
雇用契約書に競業避止義務があれば、解雇される可能性さえあります。
ただし、例えば「同じ企業の系列店舗」であれば掛け持ちOKというケースもあります。
一例として、「セブンイレブン〇〇店と、セブンイレブン■■店の掛け持ち」といったところです。
6:転職も視野に入れておく
やはり「ダブルワーク生活」は大変ですし、基本的にはアルバイトや派遣なので「収入が増える」とはいえ限界があります。
ですからどこかのタイミングで転職して、「安定」と「昇給」「賞与」を目指すことも検討しておきましょう。
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