夜勤の仕事に転職するメリット・デメリット
僕は過去に工場の夜勤で働いていました。
実際に夜勤で働いて感じた、夜勤の仕事に転職するメリット・デメリットを紹介していきます。
夜勤は何時から?
労働基準法において、夜勤の時間帯は「夜10時~朝5時(22時~27時)」と定められています。
そのため例えば「夜9時~朝6時」という働き方をする場合は、「一部は夜勤ではない」という扱いになります。
夜勤に転職する主なメリット
1:給料が高い
夜勤を検討する人の多くはこの給料の高さに惹かれているのではないでしょうか。
「夜勤の賃金は25%増とする」と定められています。
昼間と同じ仕事をしていても、夜勤手当がつくのでかなり「割のいい」仕事といえます。
2:通勤ラッシュに合いにくい
夜勤は通勤ラッシュに合いにくいと言えます。
「満員電車でも平気」と感じている人もいるかもしれませんが、自覚していないだけでかなりのストレスになっている可能性もあります。
一度冷静に自己分析してみて、「もしかしたら通勤が大きな精神的負担になっているのかもしれない」と感じるのであれば、夜勤への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
ただ、タイミングによっては、「通勤時に帰宅ラッシュ」、「夜勤明けに通勤ラッシュ」と重なってしまって、それほど電車やバスが空かないケースもあります。
3:日中に活動しやすくなる
日中の時間帯を有効活用しやすくなります。
日勤をしている人は、例えば市役所や病院などに行くのがなかなか大変ですが、夜勤であればこのことで困ることはまずないでしょう。
また、お子さんがいる場合は日中の学校行事などにも参加しやすいはずです。
僕が工場で働いていた時は夜勤明けに、パチンコ屋に並ぶ猛者がいました。
その人は夜勤明けにそのまま車でパチンコ屋さんに行って、駐車場で仮眠を取って朝イチから打ってました(笑)
夜勤に転職する主なデメリット
続いてはデメリットを挙げていきます。
1:友人や知人との都合をつけにくくなる
昼夜逆転しているので、日中に働いている友人や知人との都合をつけにくくなります。
平日はもちろんですが、土日祝日であっても「日中に寝て、夜に活動する習慣」がしみついていると、誰かと会うのがなかなか大変になります。
2:とにかく眠くなりやすい
慣れるまでは眠くなりやすいです。
例えば、「夜9時出勤~朝6時退社」というリズムだったとしましょう。
朝6時に仕事を終えて、本当は遊びたいけれど少し仮眠を取る。
仮眠のつもりが起きると昼頃。
お腹が空いたので食事をすると眠くなり、寝てしまうと起きるのが夕方。
そして、「今日は何もしていない……」と思いつつすぐに出勤……。
という流れになってしまうことがよくありました。
ですからあなた自身で
「何時に寝て、何時に起き、何時に食事をするか」をきちんと決めておきましょう。
そうしないと、「眠りすぎて時間を有効に使えない」ことが起こります。
3:トラブル対応がしにくい
職場によりますが夜勤は人数がすくなかったり、責任者がいない傾向にあるため、何かトラブルが起きたときに対処しにくくなる場合があります。
特に「ワンオペ」に関しては、「トラブルが発生したら日勤の人が出社してくるまで待つしかない」という状況になってしまうこともあります。
4:休みを取りにくい
これも職場によりますが、夜勤の人は休みを取りにくい場合があります。
なぜなら「日勤に比べて人が少なく、誰かが休むと回らない」という職場があるからです。
法的には「有給休暇消化義務」があります。
ですが、実際には希望通りに有休を取得できていない社員がいる企業も珍しくありません。
夜勤への転職が向いている人の特徴
最後に夜勤への転職が向いている人の共通点を挙げていきます。
該当する項目が多い人は夜勤も検討してみてはいかがでしょうか。
1:「給料が高いこと」に対して魅力を感じる人
先ほどお伝えした通り、夜勤の給料は通常の1.25倍になります。
このことでモチベーションが大幅にアップするのであれば夜勤に向いていると言えるでしょう。
2:精神的に強い人
夜勤生活を送るにあたって、やはり「睡眠」で苦労する可能性が高いです。
メンタルが弱めだったり、不眠傾向の人はしんどいかと思います。
ですが精神的に強い人は、あまり物事を気にせずスムーズに入眠できる傾向にあります。
また、たまになかなか寝つけなかったり、実際に眠れなかったりすることがあっても、「まあいいか」で済ませてストレスを溜めることはありませんので、翌日はぐっすりと眠ったりします。
3:不規則な生活でもある程度平気な人
職場によりますが、最初は「夜勤のみ」であっても正社員になったり、ベテランになったりすると「昼夜のシフト勤務」になってしまう可能性があります。
ちなみに、もともと「日勤夜勤交代制」になっている職場もあります。
昔働いていた精密工場や自動車工場は昼夜交代制でした。
1週間単位で昼夜が入れ替わるので、「ある程度不規則な生活でも平気な人」が向いていると言えます。
4:そもそもなりたい職業が夜勤である人
なりたい職業がある場合は夜勤も苦にならないはずです。
ちなみに夜勤がほぼ必須の職業としては、ホテルの従業員、客室乗務員、パイロット、医者、消防士、警察官、看護師などがあります。
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