海外転職はどうすればできる?転職を成功させるためのポイントは?
「海外で働きたい!」という夢を持っている方は多くいると思います。
僕も高校が国際科だったので、海外で働くことに憧れていた時期があります。
高校の同級生で何人かは実際に海外で働いている友人もいます。
そこでここでは、海外転職を成功させるためのポイントや注意点について解説していきます。
海外への転職で必要になるスキル4つ
海外への転職を狙う場合に欠かせないスキル・気質(性格)を4つ紹介します。
1:柔軟性・適応力
どこの国に転職するかにもよりますが、日本国内での転職とは比べ物にならないレベルで環境や文化が変わります。
当然ですが「日本ではこうしていたから……」という考え方は通用しません。
郷に入っては郷に従えで、日本の文化や環境のことは一旦忘れるくらいの意気込みを持ちましょう。
2:英語力
やはり英語力も必要です。
具体的に言うと日本人にはTOEIC750点以上を求めている企業が多いです。
ちなみにイギリスなどではTOEICではなく、TOEFLの点数を重視する傾向にあります。
さらには「ビジネスレベルの英会話」の能力も求められます。
基本的に「英語が話せる」ことは強みになりません。
英語は「話せて当たり前」です。
3:コミュニケーション能力
「英語力」とはあえて別に解説しますが、コミュニケーション能力も必須です。
例えば、「英語はペラペラなのにコミュニケーション能力が低い人」もいますからね。
文化的な話をすると、日本人の場合はそれほどコミュニケーション能力がなくても仕事はできる場合が多いです(もちろん環境にもよりますが)。
「言わなくてもわかる」「阿吽の呼吸」などと言われるものです。
ですが海外に関しては、国によってはコミュニケーション能力がないというだけで信頼されにくくなる可能性もあります。
自分の意見ははっきりと主張する必要があります。
4:特殊な経験やスキル
例えば電気設備士、エンジニアなどですね。こういった経験やスキルがあると、日本人でも重宝されやすいです。
先に述べましたが、「英語は話せて当たり前」なので、
逆に言えば企業側もこういった経験やスキルを持たない人を、あえて採用する理由はあまりないのではないかと思われます。
●海外で仕事をする・海外に転職をする主なルート
そもそもどのようなルートを辿れば海外に転職したり、海外で仕事をしたりすることができるのでしょうか。
1:日本人も採用している海外企業に応募する
オーソドックスな方法です。ただ、「国際的なビジネスマンであるかどうか」が問われるケースが多いですから、狭き門になると考えておくべきです。
2:「日系企業」の現地採用に応募する
日本企業ですから、そこまでハイレベルな英語力が求められないケースもあります(それでも一般的な日本人よりは英語を話せるべきではありますが)。
3:日本国内の企業で働いてから、海外赴任を狙う
日本の企業で経験を積んでから、現地法人への出向をしたり、海外支社に転勤したりするという方法です。
ただ、基本的には会社の命令によって出向・転勤することになるでしょうから、希望する期間や事業では働けない可能性があります。また、そもそも海外出勤をさせてもらえない場合もあります。
●コロナウイルスも考慮しましょう
また、2022年の段階でまだコロナウイルスが収まっておらず、入国規制を行っている国もあります。あなたがこの記事を読んでいる時点で規制をしていなくても、いずれ実行したり再開したりすることもあるでしょう。
そうなると、「海外に転職できたものの、気軽に日本に帰国できない」という状況になってもおかしくありません。
そして実際にコロナウイルスの影響で海外転職の求人数が減少していると言われていますので、相応の覚悟を持って転職活動をするべきと言えるでしょう。
さらには「コロナウイルスに対する意識」も国によってばらつきがあり、日本レベルの警戒をしていないところも少なくありません。そういった環境は耐えられないと感じるのであれば、海外転職はやめたほうがいいでしょう。
ちなみにコロナウイルスに関する入国・出国制限措置の情報については、外務省ホームページで確認できます。他の個人サイトなどでもチェックできるかもしれませんが、情報が遅れている可能性もあるので気をつけてください。
●英語が苦手な人におすすめの海外転職先
最後に英語が得意でない人に向いている海外転職先を紹介します。
ただ、どんな仕事をするにせよ海外で生活する以上はある程度英語を話すことができないと、日常生活において困ることになるので、海外への憧れだけで転職するのはおすすめしません。
○日本食レストラン
日本語を理解できる店員や日本人が多い傾向にありますから、日本食レストランはおすすめです。
将来的に独立したい人や料理人として挑戦したい人が海外に転職するパターンもあります。
○コールセンター
「海外にいても英語を使わずにできる仕事」の代表格です。海外企業が「日本語対応の一環」として雇うケースが多いですね。
ただ、単にコールセンターと言っても、発注センター内での受付受注、返品・交換相談への対応など色々な業務があります。「日本語を話せる」というだけで重宝されることはないので覚えておきましょう。
また、実際に仕事を始めてみてから「日本で働くのとあまり変わらない」という感覚に陥って、モチベーションを失ってしまう人もいるようです。
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