転職活動で絶対にやってはいけない「自己PR」5選!

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転職活動で絶対にやってはいけない「自己PR」5選!

転職活動をしていると、ほとんどの企業に自己PRを求められます。

履歴書や職務経歴書に記入しますし、面接でも聞かれることでしょう。

そこで今回は「絶対にやってはいけない自己PR」を5つ紹介していきます。

これを参考にして、イケてる自己PRを作ってください。

1:「意気込みを語るだけ」になっている

自己PRでは「私は前職までで○○をしてきました。だから□□において御社の役に立てます」などと具体的なアピールをするべきです。

逆に「とにかく頑張ります!」「絶対に役に立ちます!」「やる気だけは誰にも負けません!」などと言われても抽象的すぎて面接官も困るんですね。

新卒~20代前半くらいまでは「元気が一番だ」と好意的に捉えてもらえる可能性もありますが、それ以降の年齢になると「頼りない印象」を与えてしまう場合が多いです。

特に転職回数が多い人の場合は「それだけ転職してきたのに、具体的なことは何も言えないのか……」

「今まで何やってきたの?」と思われてしまうことでしょう。

それに、働く以上は意欲や意気込みを持っているのが当然ですから、あえてPRしなくても大丈夫です。ご安心ください。

面接官の目を見て、ハキハキと対応すればそれだけであなたの情熱は伝わります。

2:単なる自慢話になっている

「自己PR」は一歩間違えれば単なる自慢話になりますから気をつけましょう。

そうならないためにも以下のことを意識してください。

・客観的事実をベースとするPRをする

→「顧客満足率が7ポイント上がりました」「売上を8%伸ばしました」などと具体的な数的データを入れると説得力が大幅に上がります。

逆に「多くのお客様に喜んでいただけました!」「売上をアップさせました!」などでは、面接官としても反応に困ります。

「何もないから無理矢理アピールポイントを出したのだな」と思われてもおかしくありません。

・無理矢理「御社に貢献できます」という結論にする

→極端な例ですが、接客業に転職したいのに「精密機械を使った作業が得意です!」などと言ってもPRにはなりません。

きちんと「〇〇だから役に立てます」という結論になるように話を組み立てましょう。

・面接官に感情移入させる

→「私は○○ができます。だからこんな成果を出しました」だけでは面接官の心に響きません。面接官に感情移入させるコツが2つあります。

1つは「○○によって周りに協力してもらうことができた」と、「自分だけの力ではないのです」と謙虚さを出す方法。

もう1つは「最初はうまくいきませんでしたが、課題を見つけ改善して成功させた」と、最初の失敗をアピールするやり方。

面接官に限らず、人間は「失敗から這い上がったエピソード」が大好きです。

ストーリー仕立てで話してみましょう。

同じPR内容でも上記のことを意識していれば、自慢話になることがなくなります。

3:「ポジティブに言い換える」としても限度がある

例えば、日常生活で

神経質→几帳面

不真面目→おおらか

などとポジティブに言い換えるのは、精神衛生上良いこととされていますし、ストレス社会を生き抜くためには重要なことでしょう。

ですが、自己PRにおいてはあまりしないほうがいいです。

例えば「私はよく神経質と言われていますが、だからこそ仕事のミスが少ないです」など。

これを言われた面接官の心情は、「必死すぎる……」もしくは、「神経質なのかぁ……」でしかありません。

ネガティブワードが強すぎて、そちらの方が相手に刺さってしまいます。

ネガティブ過ぎるワードは使わないようにしましょう。

「心配性なところがあり、確認に時間を取ってしまうことがある。なので、わからないところは先輩や上司にすぐ聞くようにしている」という程度に留めておく方が良いでしょう。

また、異業種への転職時によくあるのですが、「前職での経験を無理矢理言い換えて、転職先で役立つかのように表現してしまう」人もいます。

一例として、「精密機械の扱いが得意です。ですから細やかな接客ができます」などですね。

これだと「機械と接客は違うだろ」というツッコミが入ってしまいます。

多少であればこういった言い換えが有効になることもありますが、そうでなければ「経験はないですが頑張ります」と素直に伝えるほうがいいです。

4:アピールポイントが多すぎる

自分の経験やスキルをいくつもアピールする人もいますが、それでは全体像があいまいになってしまい「この人は何ができるのか」という部分が分かりにくくなります。

ちなみに「自分に自信を持っている人ほど、シンプルにアピールする」とも言われています。

1~2つのアピールだけで十分な説得力を持たせるのですね。

企業調査の段階で「この企業が求める人物像」をきちんとチェックして、できればアピールポイントを1つに絞り込みましょう。

ここで重要なのは「自分の言いたいこと」にフォーカスするのではなく、「この企業にマッチするポイント」にフォーカスすることです。

その企業にマッチしていないポイントをアピールしても、相手には刺さりません。

そして、他のアピールポイントについては補足的に付け加えるか、質問されたときにのみ「回答」の形で説明するようにしましょう。

面接は「加点方式」ではなく、「雇いたいと思わせるポイントが1点あるかどうか」で判断されるものと考えておくべきです。

5:自己PRと志望動機に矛盾がある

凡ミスなのですが意外と多いです。

「少しでも採用されやすい自己PRを!志望動機を!」と考えていると、都合のいいことを書いたり言ったりして矛盾が生じる可能性があります。

また、「本人としては一貫しているつもりでも、他人(面接官など)から見ると矛盾している」というケースもあります。

ですから、自己PRのやり方と志望動機を決めたら一度冷静に見直しましょう。

また、自分一人だけで考えているとなかなか気づきにくいので、家族や友人に見てもらったりしてください。

他人から見ると、結構わかりやすく見えますので矛盾点やしっくりこない部分があれば指摘してもらえます。

相談する人がいない、相談するのが恥ずかしい、転職活動を内緒にしている、という方はキャリアコンサルタントに相談をしてください。

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