残業の多い企業・残業代をきちんと払わないヤバい企業を見抜くコツ

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残業の多い企業・残業代をきちんと出さない企業を見抜くコツ

転職する理由として「残業の多さ」を挙げる人は少なくありません。

企業には繁忙期・閑散期がありますから、時期によっては多少の残業も仕方ありません。

ただ、年中残業が多かったり、残業代が支払われないサビ残があるような企業はさっさと転職した方が良いです。

ここでは、数々のブラック企業を渡り歩いてきた僕が、残業の多い企業・残業代をきちんと出さない企業を見抜くためのポイントを紹介していきます。

1:求人票に「一切残業がない」と記載している企業は要注意

「残業少なめ」「基本的に残業なし」などと求人票に記載している企業は少なくありません。

本当に残業がほぼないホワイト企業であっても、「『全くない』と記載するのは問題があるだろう……」と考えて「少なめ」「基本的になし」などと少し含みのある書き方をするものです。

ですがブラック企業は自信満々に堂々と「残業一切なし!」と書いているケースが多いです。

そのような表記を見かけたら警戒しましょう。

実際に完全に残業がない超絶ホワイトな場合もありますが、ウソの情報を記載して応募者を増やそうとしているケースもあります。

注意してください。

2:「一切残業なし」と「残業代全額支給」が両方書いてある求人は怪しい

・一切残業なし

・残業代全額支給

という旨の記載が両方ある求人は怪しいです。

「残業がないはずなのに、残業代全額支給……?」と不可解に感じますよね。

いざ入社してみると「みなし残業代込み」となっている場合があります。

そしてだいたいとてつもない時間のみなし残業が入っている事があります。

気をつけてください。

3:面接で「繁忙期はいつか」と質問する

ここからは面接時に残業の多さを見抜くコツを挙げていきます。

まず、「繫忙期はいつですか?」と聞いてみましょう。

この質問の仕方では印象が悪くなると感じるのであれば、「事前に調べさせていただいたところ、○月~○月頃が繁忙期であると思いました。私の認識は正しいでしょうか?」などと聞いてみましょう。

繁忙期がいつなのか。については素直に教えてくれる企業が多いです。

ただ、「いつでも繁忙期です」などと答える企業は、高確率で残業があると考えておきましょう。

そして、それは繁忙期だから残業が増えるのではなく慢性的な人手不足、あるいは長時間労働が当たり前になっている職場です。

最初から残業がある前提で面接を受けるのであれば問題はありませんが、「毎日定時上がり」などと求人票に記載されていたのであれば、この時点で辞退することをおすすめします。

かなりヤバい会社です。

また、繁忙期はいつかと聞いて答えてくれなかったり、あなたの事前調査と矛盾する答えを言ったり、あからさまに動揺したりする場合も危険です。

即刻辞退しましょう。

4:完全週休2日制かどうか聞く

完全週休2日制:毎週2日休みがある

週休2日制:「2日休みのある週」が月に1回以上ある。※残りの週は休みが1日でも良い

求人票に記載されているとは思いますが、改めて「完全週休2日制でしょうか?週休2日制でしょうか?」と聞いてみましょう。

もしくは「休日出勤はありますか?休日出勤をした場合は、代休を取ることはできますか?」などの質問でも構いません。

ここで答えを濁したり、「代休は基本的にありません」などと答えたりする企業は、残業や休日出勤が多いと考えるべきです。

なかなか聞きづらいと思われるかもしれませんが、ちゃんとしたホワイトな会社は「完全週休二日制ですよ」「土日は完全に休みですよ」とさらっと答えてくれます。

ホワイトな企業は社員みんな「土日に働くとかあり得なくね?」「休日出勤とかないわー」というのが当たり前なので、面接で聞かれても嫌な気持ちにはなりません。

ここで嫌な態度を取られたら、残業・休日出勤させる気満々だと判断が出来るので、ブラックを見きわめる意味でも確認しましょう。

5:社内会議の頻度を聞く

求人票に「残業なし」と記載されていて、かつ社内打ち合わせを週に2回以上行っているのであれば少し危険です。中には「打ち合わせは労働時間から除外」としている激ヤバ企業さえあります。

また、特にブラック企業に多いのですが、「打ち合わせと言いつつ、建設的な話をほとんどせず、上司が部下に対して強い言葉でプレッシャーをかけるだけ」というケースもあります。

僕も昔働いていた不動産会社で「営業会議」と称した、売上の上がっていない社員を激詰める会が毎週ありました。

6:在宅ワークについて聞く

「在宅ワークを推進しています!」という企業は、一見「時代についていくことのできているホワイト」に思えるかもしれませんが、そうでない名ばかり在宅ワークの場合もあります。

実は、「定時に退社して、残った仕事は在宅ワークで完了させよ。在宅ワークは労働時間に含まない」というスタンスの企業もあります。

現実として、中小企業で「在宅ワーク可&残業全くなし」というところは珍しいです(大手企業やITであれば少なくありません)。

「在宅ワーク可」なのであればその管理方法について質問してください。

・残業は申請制

・在宅ワーカーからの定時連絡が義務付けられている

・かつ、定時退社の概念がある(時間外にメールやチャットに応答しなくてもよい)

という条件を全て満たしているのであれば問題はないと判断できます。

7:就業時間外に電話をかけてみる

少しグレーな方法ですから自己責任でお願いします。

就業時間外に電話をかけて電話に出るようであれば、残業をしている可能性が高いです。

もしくは就業時間外にオフィスの近くに行ってみて、電気がついているかどうか確認するという方法もあります。

※相手に迷惑をかけることになるので、非通知でかけてガチャ切りとかはやめましょう。

理不尽な残業を確実に避けたいのであれば「転職エージェント」の利用がおすすめ!

転職エージェントに登録すると、担当キャリアコンサルタントが「あなたの希望した条件」に合う求人を紹介してくれます。ですから、例えば「残業が少ない企業を希望したのに、真逆の企業を紹介される」ということはほぼありません。

また、転職エージェントの多くは独自のルートから登録企業の実態を把握しており、いわゆるブラック企業は排除する傾向にあります。

入社後アンケートなどで、「求人内容と違う」「面接で聞いていた話と違う」といったクレームが多ければ、改善要望や悪質な場合は取引停止になる場合もあります。

安心して転職するためにはぜひ転職エージェントを活用してください。

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