お金が「仕事のやりがい」になってもいい5つの理由｜転職のヒント

漠然と、「仕事にやりがいを感じることができないから転職したい」と考えている人は少なくありません。

そして、「お金（給料）とやりがいのどちらを優先して仕事を選択するべきなのか」と悩む方は多いです。

この疑問に関する明確な答えはありません。「人による」としか言いようがないからです。また、同じ人であっても年齢などによって思想が変わってくることもあるでしょう。

ただ、あまりにも理想を追い求めすぎて「お金なんてどうでもいい」と考えるのは危険です。

夢がない表現に思えるかもしれませんが、「お金＝やりがい」になってもいいのではないでしょうか。

その理由をいくつか紹介していきます。

そもそも人間は仕事以外でもやりがいを感じることができます。

例えば、「他人を助けること」によってやりがいを覚える人は多いですが、その場合は休みの日にボランティア活動などをするという手もあります。

そして人助けに限らず、「やりがいを感じられる行為」をするためには少なからずお金がかかるものです。

つまり、「何をするにもお金は必要」なのです。

そして、大半の人はそのお金を「仕事」でしか稼ぐことができません。となれば、「お金のために仕事をする」と割り切ってもいいのではないでしょうか。

普段の仕事に対してやりがいを感じていなくても、何らかの方法で日頃のストレスを解消できれば、言い方は悪いですが「まあ、どうでもいいか」という心境になるかもしれません。

そして、その「ストレス解消」のためには基本的にお金が欠かせないのではないでしょうか。

もちろん、例えば散歩などのお金がほとんどかからないストレス発散方法もありますが、その散歩もお金があればあるほど楽しみやすいはずです（目についた喫茶店に立ち寄る、良いジャージを着る、良い靴を買うなど）。

あなたが仕事をする際に「お金」をやりがいにしていても、他のなにをやりがいにしていても、きちんと結果を残すことさえできていれば誰も困りません。

「頭の中ではなにを考えていても自由」なのです。

例えば、「常に前向きな気持ちで仕事をしないと!」と思い込むのも、それはそれで危険なことなのではないでしょうか。

やはり世間からは「高収入＝ハイステータス」とみなされやすいです。

これから結婚を考えているのであれば、給料が高いに越したことはありません（結婚相談所を利用する場合は特に）。

また、転職活動をする際も高収入の人のほうが有利です。

例えば、「これまでやりがいのある仕事に取り組んできました」などと言われても、面接官としては判断に困ります。

ですが年収が高ければ、一例として年収1000万円なのであれば、それだけで面接官に「すごい!」と思ってもらうことができます。

元も子もない話題になってしまいますが、そもそもどのような仕事をしてもやりがいをほとんど感じられない人もいるかもしれません。

「やりがいのある仕事をしたい!」と自分に言い聞かせても、心の奥底では、「仕事なんてお金を稼ぐための手段でしかない」、あるいは「仕事は心底面倒」という人です。

ただ、先ほどもお伝えした通り「頭の中では何を考えても自由」ですからお金が目標になっても全く構いません。

・やりがいを感じていても成果を残せない人

・お金のためだけに働いていて成果を出す人

がいるとすれば後者のほうに価値があります。

そもそも0か100で決まるようなことではありません

また、社会人であれば実感していると思いますが、そもそも「やりがいを優先すればお金は得られない、お金を優先すればやりがいがなくなる」などと、0か100で決まるようなものではありません。

ですから、あなた自身でしっかり考えてみることが大事です。

そういった意味では本記事の内容を100％正しいと認識してしまうのも危険です。

本記事はどちらかと言えば、「お金がやりがいになってもいい」という立場を取っていますが、納得できなかった方もいると思います。

それはそれで全く構いませんので、どうかあなた自身で「落としどころ」を見つけてください。

ここまでお話しした内容に関連して転職のことで悩んでいる場合は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

転職エージェントの担当キャリアコンサルタントと相談することで、「自分が本当に大事にしたいものはなにか」が見えてくるかもしれないからです。

もちろん具体的な転職活動においてもしっかりサポートしてくれますので、転職をお考えの人は登録してみてはいかがでしょうか。