就活の一般常識問題で出やすいのは?対策方法は?|転職のために
選考のために「一般常識テスト」をする企業が珍しくありません。
そこでここでは一般常識問題の出題傾向や、勉強の方法などについて解説していきます。
転職・就活の一般常識問題として出やすいジャンルランキング
それでは一般常識問題として出題されやすいジャンルをランキング形式で紹介していきます。合わせて勉強・対策方法も挙げていきます。
1位:時事問題
一般常識テストを行う企業のうち、およそ7割は時事問題を出題するというデータがあります。一例として、
・LCCの動向に関して
・将来のエネルギー政策に関して
・コンプライアンスは何か
・働き方改革の内容について
・環境問題について
・米中貿易摩擦について
などなど。
そして時事問題に強くなるための方法としては、新聞を読む、ニュース(テレビ、ネットなど)を見るなどが挙げられます。単に情報に触れるだけでなく、気になることがあれば自分自身で調べて深掘りすることも大事です。
2~4位:国語、算数、社会
2~4位は国語、算数、社会の問題です。科目によって若干の差はありますが、一般常識テストを行う企業のうち、半分程度がこれらのジャンルの問題を出題するようです。
一例として、
・短い小論文
・四字熟語問題
・古典
・ことわざや漢字
・文章読解
・因数分解
・分数
・濃度や距離に関する計算
・三角関数
・インフラ問題、環境問題
・イギリスのEU脱退に関して
・SDGsに関して
・中国の人権問題
などなど。
特に数学の「三角関数」は難易度が高めですが、建設業界など理数的な知識・考え方が重要になる職種では出題されやすいと言われています。
国語、数学、社会ジャンルの問題に答えるための対策としては、「問題集を1冊全て終わらせる」「過去問を解く」などの方法がおすすめです。
ちなみに問題集については「数多くこなす」よりも、「1冊を完璧にする(暗記に近いレベル)」にするのがいいとされています(大学受験においてもその方針にするのが望ましいと言われています)。
5位:ビジネスマナー
・丁寧語や謙譲語について
・電話応対、名刺の交換
・SNSを使う際の注意点
・手紙や案内状におけるマナー
などなど。こちらも一般常識テストを行う企業のうち4~5割程度が出題しています。
勉強方法ですが、「ビジネス実務マナー検定2級」に受かることができるような学習の仕方をするのがおすすめです。
ビジネス実務マナー検定:職場で仕事をするにあたっての一般的なマナーを問う検定。
1~3級までありますが、筆記試験だけで受験可能な2・3級を取るつもりで勉強するといいでしょう。
「ビジネス実務マナー検定 問題集」などで検索すると問題集がヒットしますので、それを活用することをおすすめします。勉強時間は2・3級合わせて20~30時間くらいになる人が多いようです。
また、もちろん実際に受験する必要はありません。
6位:理科
半数くらいの企業が国語、算数、社会の問題を扱っていましたが、理科となると25%程度になります。一例として、
・化学の初歩問題
・元素記号
・人体構造
・振り子の周期に関して
などなど。
中学生までの知識があれば分かる問題が出る場合が多いですが、特に化学・科学系の知識が大事になる職種では高校レベルの問題が出題されるケースもあります。
転職・就職活動において一般常識問題が出るタイミングはいつ?
続いて「そもそもどのタイミングで一般常識問題が出るのか」について解説します。
もちろん複数の場面で出題・質問される可能性もあるので油断しないようにしましょう。
筆記試験
一般常識テストを行う企業のうち8割くらいは「筆記試験」の形式を採用しています。
ちなみに所要時間は「1分野30~40分」ほどである場合が多いです。
また、問題の全体的な傾向として「スピード重視」であり、1問1~2分ほどで答えることが目安となります。慣れていないと難しいですから、過去問などを使ってトレーニングしておくことをおすすめします。
ただし小論文など「じっくり1~2問」というスタンスを採用している企業もあります。小論文も書き方を知らないと作成できませんから勉強しておきましょう。一度やり方を知ってしまえば、それほど難しいものではありません。
面接
面接時に質問形式で一般常識の出題をする企業もあります(全体の半数ほど)。
少し考えてもいいので、堂々と答えるのがポイントです。
細かく言うと1次面接で一般常識について問う企業がおよそ7割、2次で約6割、3次で3割程度……とだんだん比率が下がっていきます。
ただ、最終面接でも25%ほどの企業が一般常識について質問してくるので覚えておきましょう。
書類選考(ウェブ提出、郵送など)
一般常識問題を扱う企業のうち45%程度が書類選考時にも出題してきます。
このタイミングであればじっくり考えることができますから、焦らずに取り組みましょう。ただし、インターネットなどの文章をコピペせず、あなた自身の表現や考え方を入れることを心がけてください。
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