高校生の就職活動のスケジュールやポイント

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高校生の就職活動のスケジュールやポイント

「就職活動」に対して、大学生3~4年生がするというイメージを抱いている人もいるかもしれません。

ですが、実際には高校生や中学生の中にも就職活動をする方はいます。

そこでここでは高校生の就職活動のスケジュールなどについて簡単に解説していきます。

高校生の就職活動の基本的なスケジュール

7月1日:学校に求人票が送られ、閲覧できるようになる

7~8月:主に夏休み中に興味のある企業の職場見学をする

9月5日:1社目の応募開始(沖縄は8月30日)

9月16日:選考・内定解禁

10月1日以降:二次募集の応募スタート(基本的に2社まで応募できます)

翌年4月:入社

コロナウイルスなどの影響で今後変化していく可能性はありますが、今のところ以下のようなスケジュールで進んでいくのが普通です。「5日」「16日」などと細かく日にちが決まっているのは、これらの日程を政府などの関係機関が厳密に定めているからです。

ちなみに以前は「一人一社制」と呼ばれる、「一人の生徒は一つの企業にしか応募できない」というルールがありました。ですが2003年に改正され、「10月1日からは基本的に2社まで応募できる」という形に緩和されました。変更されてから20年ほど経ちますからほぼ問題はないと思いますが、古い情報にまどわされないようにしましょう。

それでは就職活動の進め方のポイントを見ていきましょう

求人票が届く以前(7月1日以前)にしておくべきこと

インターネットなどを活用して自分自身の興味・関心を広げておくことが大事です。また、7月にならないと求人票が届かないとはいえ、それより前に求人サイトなどを眺めて「このような業界・職種・仕事がある」などとリサーチしておくことも可能です。

もちろん早めに保護者などとの相談も始めて、将来へのビジョンを作っていくことも重要と言えるでしょう。

求人票が届いてからするべきこと

業務内容、労働条件、会社概要などを確認しつつ、「職場見学をしたい企業」を決めます。

実際に応募するかどうか決めるのは職場見学が済んでからで構いませんから、この段階ではあくまで「見学したいかどうか」という観点を重視することをおすすめします。

職場見学(主に夏休み中)

主なポイントを挙げていきます。

・質問したほうが好印象になりやすいものの、無理に絞り出したような質問はNG

・真剣に企業の下調べをして、見学をすれば自然と質問が思い浮かぶはずです

・「いずれ自分が働く会社である」と考えて環境などを見学させてもらう。「良い印象を与えられるようにしないと」などと思いすぎるとぎこちなくなります

・元気な態度で丁寧語を使っていれば問題ありません。「尊敬語や謙譲語を完璧に使えること」よりも、相手の目をしっかり見てあいさつできるなど、マナーがきちんとしていることのほうが大事です。

・企業側も高校生にハイレベルなビジネスマナーは求めていません。「丁寧で失礼のない言動」を心がけていればOKです。

・友人や知人と一緒に見学する場合(稀ですが)は、私語はもちろん目配せもしないようにする

内定が出たら原則として就職活動は終了です

大学生や社会人の就職活動では、内定が出てもそれを辞退するケースが少なくありません。

ですが高校生の場合は学校の推薦状を持って応募しますから、内定辞退をする人はほとんどいません。

ですから、「内定が出たら確実に働きたい会社」にのみ応募することを心がけましょう(何十社も応募できるわけではありませんから、あえて言わずともそうする人が大半だとは思いますが)。

高校生に人気・おすすめの就職先

最後に高校生に人気の就職先(業界)を挙げていきます。「就活をしなければならないものの、まだどの業界に進みたいのか決められない」という方はぜひ参考にしてください。

・建設業界

身体を動かす仕事がメインとなります。また、いわゆる「ものづくり」ですから、やりがいや達成感を味わいやすい傾向にあります。

・運送業界

インターネット通販などの発展により、運送業界は慢性的な人手不足になっています。そのため、採用率が高いです。

・IT業界

高校生の頃までに理系分野に興味を抱いていた人、探求心が強い人、コツコツ努力できる人などにおすすめです。

・製造業界

電子機器や自動車パーツなど色々なジャンルの工場・仕事場がある業界です。また、寮が完備されている場合も多いです。

・アパレル業界

学歴に関係なく応募可能な求人が多く、就職してから資格を取ることでキャリアアップしていくこともできます。

・介護業界

日本は少子高齢化社会ですから、今後も確実にニーズのある仕事です。こちらも就職してから資格を取得してキャリアアップを目指すことができます。

・飲食業界

将来自分の飲食店を持ちたいという人にも向いています。また、飲食店でのアルバイト経験がある場合は採用されやすくなる可能性があります。こちらも学歴を問わない求人が少なくありません。

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