転職活動の履歴書に書く「日付」のルール|意外と見られます
転職活動で履歴書や職務経歴書を作成していて、「日付はどうすればいいのだろう」と考えたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
そして、「とりあえず今の日付でいいだろう」と考えて書いたことがある人もいるかもしれません。
しかしそれでは企業からの評価が下がる可能性があります。
ここでは履歴書・職務経歴書などの日付に関するルールについて解説します。
履歴書・職務経歴書の日付に関するルール
もちろん必ずしも「こうしなくてはならない」という明確なルールがあるわけではありません。
ですが「常識」として抑えておきましょう。
持参するときは?
面接などに履歴書・職務経歴書を持っていく場合は、その面接当日の日付を書きましょう。
「履歴書を書いている日」の日付にするのはNGです。
あまりないことですが「履歴書を書いている時点で、面接日が正確には分からない」というケースでは日付欄だけ空白して、面接日が決定したら記入することをおすすめします。
その際、絶対に記入を忘れないでください!
郵送するときは?
「ポストに入れるときの日付(郵便局の窓口で出すときの日付)」を書くのが普通です。
人事担当者が見るのは数日後になりますが、それで問題ありません。
「企業に到着する日を計算して日付を記入する」のは「未来の日付」を記入することになるので、やめましょう。
そもそも履歴書・職務経歴書が届いた日に企業がチェックするとは限りません。
メールで送る場合は?
履歴書や職務経歴書をデータで送る場合は「送信日」を日付として記入します。
特に「前日までに履歴書を作っていたケース」では間違いやすくなるので気を付けてください。
転職活動の履歴書・職務経歴書の日付を書くときの注意点
履歴書・職務経歴書内で「表記ゆれ」しないようにする
例えば、「写真の近くには西暦の日付が書いてあるのに、学歴欄には和暦の日付が書いてある」というようなことは避けましょう。
それから和暦を使う場合は、「H2」「S62」などと書かず、きちんと「平成2年」「昭和62年」と書きます。
算用数字を使う
そして和暦でも西暦でも、必ず「算用数字(1、2、3……)」を使います。
もちろん生年月日だけでなく入社日なども算用数字で揃えます。
漢数字(一、二、三……)は読みにくいのでやめましょう。
ただ、「固有名詞」は正式名称で記入します。
例えば、「○○第二高校」が正式名称なのであれば「○○第2高校」にしてはいけません。
また、間違える人はほぼいないと思いますが、「一石二鳥」などを「1石2鳥」などと記入するのもNGです。
特に後者については、「あまりにも常識がない」と思われて非常に印象が悪くなるかもしれません。
間違えたら新しく書き直す
日付に限りませんが、履歴書・職務経歴書で書き間違えがあった場合は、新しい履歴書・職務経歴書を使って書き直しましょう。
特に完成間近で間違えると精神的なダメージが大きく発狂しそうになりますが、それでも修正液や修正テープを使うのは厳禁です。
ちなみに近年では「パソコン作成の履歴書・職務経歴書」をOKとしている企業が多くなりました。
書き直しの負担を少なくしたいのであればパソコンで作ることをおすすめします。
心配であれば「パソコン作成でも問題ないでしょうか?」と直接問い合わせても構いません。
封筒にも日付を書く
履歴書を郵送するのであれば、その履歴書は封筒に入れます。
そして封筒の裏側などに「履歴書に書いたものと同じ日付」を書きます。
転職活動で履歴書・職務経歴書をチェックする人事担当者の心理
「履歴書くらいちゃんと書ける人でないと不安」というのが本音
ここまでお読みになって、率直に言って「日付の表記でそこまでこだわらなくていいのでは……」と感じた方もいるかもしれません。
確かにそういうスタンスの企業も少なくなく、「日付など一切確認しない」という会社は珍しくありません。
ただ、「履歴書くらいきちんと書ける人でないと不安」と考える企業・人事担当者も少なくありません。
もっと言えば、「履歴書を書くのは面倒。だからこそちゃんと書けるかどうか」を見ている企業もあります。
入社したら「履歴書・職務経歴書を書くこと」以上に大変なことや、気を遣うことが出てくるかもしれません。
その予行演習と考えて履歴書・職務経歴書を作成するとモチベーションが上がるのではないでしょうか。
露骨に日付を間違えている履歴書(使い回しなど)は悪印象
酷いケースだと「長期的に履歴書(のデータ)を使い回しているため、日付が数か月前」というパターンもあります。
こうなると「普段日付を重視しない企業」からしてもさすがに印象が悪くなります。
「日付」のことに限りませんが、履歴書・職務経歴書を使い回すときは気を付けましょう。
もちろん「経歴」など変わりようがない部分はそのままで構いませんが、「タイミングによって内容が変わるもの」「応募企業によって内容を変えてしかるべきもの」については特に注意が必要です。
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