趣味・特技欄を書くときのポイント|転職活動のお役立ち知識
履歴書にある趣味・特技欄に関して、「何を書けばいいかわからない」「正直に書いていいの?」と悩む場合があります。
そこでここでは履歴書の趣味・特技を書くときのポイントや、趣味がない場合の対処方法などについて解説していきます。
履歴書の趣味・特技欄を書く際のポイント5選
「面接官の4人に3人以上が、応募者の趣味・特技を知りたがっている」というデータもあります。
以下で解説していくポイントを意識しつつ、履歴書を埋めていきましょう。
1:とにかく簡潔に分かりやすく書く
履歴書の趣味・特技に記載されている内容が、合否に直接的な影響を与えることはほとんどありません。
ですが面接官や人事担当者などの多くは、「履歴書や職務経歴書くらいはちゃんと書ける人でないと採用したくない」と思っています。
ですから、趣味・特技欄を含めきちんと書くようにしましょう。
具体的には「箇条書き」「できる限り簡潔に書く」の2点を意識しましょう。
2:()で補足を入れる
ユニークな特技・趣味であればそれを書くだけでも構いませんが、映画鑑賞や読書など、よくある趣味に関しては、面接官に「またか……」と思われてしまいます。
ですから、以下のように()を使って補足を入れることをおすすめします。
例)
読書(毎月10冊以上読書をします。小説、自己啓発本、指導書などをバランスよく読んでいます)
映画鑑賞(1週間に2本以上鑑賞しています。特に○○監督の作品が好きです)
「毎月10冊」や「1週間に2本」などの数字を入れるようにすると、具体性があって良い印象を与えます。
3:アピールしたい内容を入れておく
趣味について、「その趣味によって得られた学びはありますか?」という質問が来ることがあります。
「自己アピールでは長くなるので省略したが、実はこれも伝えたい」というものを趣味欄に忍ばせておく方法もあります。
面接で上記の質問がきたら質問に答えるていで自己アピールをしましょう。
例えば「読書」と書いておいて、「語彙力がアップしました」などです。
できれば面接を受けている企業における仕事で役に立ちそうな「学び」があったと言いたいところですが、不自然になりそうなのであれば無理に結びつける必要はありません。
4:嘘は書かない
嘘はダメですよ。
もちろん経歴や取得済資格などに関する嘘に比べれば致命的ではありませんが、趣味についても本当のことを書くべきです。
なぜなら趣味・特技について深掘りするような質問をされた場合に、自然な回答ができなくなるからです。
あたふたしてしまったり、矛盾するような受け答えすると面接官に「嘘をついている」とバレてしまい、人間性を疑われます。
場合によっては、その1点でそのまま不採用になってしまうこともあります。
5:書いてはいけない趣味・特技もあります
・風俗
・ギャンブル
・宗教や政治関連のもの
これらを履歴書の趣味・特技として書くのは絶対にやめましょう。
印象が悪くなることはあっても、プラスのイメージを持たれることはまずありません。
上記の趣味を否定しているわけではありませんが、面接ではNGです。
入社後に仲良くなってから話すのは全く問題ありません。
履歴書に書ける趣味・特技が思い浮かばないときの対処方法
では履歴書に記載すべき趣味・特技が思い浮かばない場合はどうするべきなのか解説していきます。
「特になし」と書くと印象が非常に悪くなりますから、以下の方法を実践して必ず空欄を埋めましょう。
日常的な行動を振り返ってみる
食事、洗濯、掃除、睡眠など、「誰でもする日常的な行動」について振り返ってみると、自分のこだわりが見つかり、それを趣味・特技として書けることでしょう。
例えば、
- 毎食食事のカロリーを計算していて、栄養関連にも詳しくなった
- 掃除や整理整頓が得意で、それらを迅速に行うこともできる
- 1日6時間、質の良い睡眠を確保するために、寝具や夕方以降の行動に気を遣っている
などです。
「一番時間を使ってきた事」を書く
また、例えば「毎日自炊しているけれど、特にこだわりなんてない」という方もいるかもしれませんが、「毎日している」という時点で、それは立派な趣味・特技になり得ます。
日々料理をしているのですから、少なからずコツや心がけていることがあるのではないでしょうか。
今まで一番時間を使ってきたものは何なのか、今一度振り返ってみましょう。
本当にないのであれば「特になし」と書く
ただ、いくら探しても本当に趣味・特技が見つからないという人もいるかもしれません。
その場合は正直に「特になし」と記載しましょう。
趣味・特技欄をきちんと埋めている人に比べると印象が悪くなりやすいものの、嘘をつくよりはよほどいいです。
そもそも趣味・特技欄のない履歴書を使う
あとはこれは奥の手ですが、「趣味・特技欄のない履歴書を選ぶ」という方法もあります。
もちろん「趣味・特技を書けない」というデメリットがあります。
しかし、趣味・特技に書く事が無いのであればそういった履歴書を使いましょう。
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