県外転職をする場合の注意点9選|理解して転職活動を成功させましょう!
僕は今まで大阪→鹿児島→大分→東京と県外への転職をしてきました。
ここでは、県外への転職をするときのポイントや気を付けるべきことなどについて解説していきます。
県外に転職をするときの9つの注意点
それでは早速県外転職をするときの注意点を9つ挙げていきます。
「県外」ということそのものに意味はない
本記事では世間的にもよく言われている「県外転職」という言葉を使っていきます。ただ、もちろん「県外」ということそのものには意味がありません。
例えば、「県内転職」であっても「県の北端→県の南端」と移動するのであれば、かなりの負担になります。
逆に「県外転職」であっても「県境→隣の件」であれば、大した負担にはならないことでしょう。
金銭的な理由で県外転職をするときはきちんと計算しましょう
「地方→都市部」に転職する場合、「給料は上がりやすいものの、家賃も上がりやすい」と言えます。
もともと住んでいた地域と転職先のエリアにもよりますが、家賃が倍以上になってもおかしくありません。また、転職の影響で「実家暮らし→一人暮らし」となるケースでは、家賃の分の負担が丸ごと増えると言えます。
逆に「都市部→地方」の転職となると、「給料は下がりやすいものの、家賃も下がりやすい」ということなります。もし、転職によって「一人暮らし→実家暮らし」となるのであれば、月々の出費が大幅に減ることでしょう。
大阪から九州へ引っ越した時は給料は多少下がりましたが、家賃はそれ以上に下がったので困る事はありませんでした。
その後九州から東京へ出てきた時は、年収は上がりましたが家賃が考えられないくらい上がりました。
いずれにせよ「金銭的な理由」を第一に転職する場合は、「トータルでプラスになるかどうか」をきちんと確認しましょう。
転職活動にも意外とお金がかかるかもしれません
県外転職となると転職活動を進めていくだけでも、交通費がかさみやすいですし、遠方に転職するのであれば宿泊費も発生してしまうかもしれません。
また、金銭的なコストだけでなくもちろん「労力」も大きくなります。
転職活動の面接は「現職の休みの日」に受ける人が多いですが、その面接だけで一日が潰れてもおかしくありません。
僕は大分に住みながら東京の会社を受けていましたが、毎回有給を取って、
福岡に泊まって朝イチの飛行機で東京へ行く、もしくは夕方に東京で面接を受けて福岡で泊まって帰ってくる、ということが多かったです。
飛行機代とホテル代で20万ほど使いました。
今はWEB面接が増えているので、そこまで必要ないかと思います。
都心部に比べると地方は求人が少ない傾向にある
実際に転職サイトなどで検索してみれば一目瞭然ですが、都心部に比べると地方は求人が少ない傾向にあります。
また、地方のほうが平均給与も低いので、「都心で働く場合と同じくらいの給料が欲しい」となると、さらに求人の候補が減ることになります。
また、近年「ユニークな条件で求人を探せる求人サイト」も増えてきましたが、そういったサイトの中には「都心部の求人ばかりで、地方はほぼゼロ」というものも少なくありません。
地元住民を優先採用する企業もある
数としては少ないとされていますが、いわゆる「地元密着型企業」の場合、そのエリアに住んでいる住民を優先的に採用するケースもあります。
特に地方の排他的なエリアだと「よそ者」を嫌うような雰囲気があります。
面接官に「なぜ県外転職を?」と聞かれる
まず間違いなく面接官に「なぜわざわざ県外転職を?」と質問されます。
このときの答えの方向性としては、「御社でやりたいことがある」「地元にはやりたい仕事がなかった」などがおすすめです。
僕は正直に「九州で探したが、IT系やAI系のベンチャーは東京にしかないので東京で探している」と伝えました。
つまり、「県外に行きたかったから」ではなく、「良い転職先が、偶然県外にあっただけ」というアピールをするべきです。
きちんと説明することができれば、「県外転職をしてでも入社したいのだな」とプラスに受け取ってもらえます。
孤独感が強くなる場合もある
県外転職をするとそれまでの友人・知人と疎遠になって、孤独感が強くなる場合もあります。
僕は友達がいないので、全く問題ありませんでしたが、「寂しがり屋である」という自覚がある方は、転職先の同僚や上司と積極的にコミュニケーションを取っていくことをおすすめします。
家族からのサポートを受けにくくなる
これまで実家や実家のそばで暮らしていた場合、県外転職をすると「いきなり家族からのサポートを受けられなくなった」という状況になり、とまどうことになるかもしれません。
もちろん「今までも、家族からの援助なんて受けていない」という人もいるでしょうが、例えば体調を崩して身動きが取れなくなったときなどに、誰にも助けてもらえなくなる恐れがあります。
また、「自分が、家族を援助しにくくなる」こともあります。
ですから転職する前に、今後の家族との関わり方などについてきちんと考え、相談しておくことをおすすめします。
長時間通勤をする場合は時間の使い方を考えておく
「県外転職をしつつも、引っ越しはしない」という場合は、通勤時間が大幅に長くなるかもしれません。
そのこと自体は仕方がないと感じているかもしれませんが、「通勤時間を有効に使う方法」だけはある程度考えておきましょう。
そうでないと徐々にストレスが溜まっていき、最初は平気だったとしても、また「転職」が頭をよぎるようになるかもしれません。
また、どうしても通勤が辛くなってきたのであれば、引っ越しも検討しましょう。
まとめ
- 県外転職には時間とお金が結構かかる
- 地方から都会へ転職する場合は家賃がビビるくらい高い
都会への転職を考えている人は、ホームズやスーモなどで家賃相場もチェックしておきましょう。
コメント