転職業界でも話題になる「自己肯定感」とは?|本当に必要?
近年「自己肯定感」という言葉をよく耳にするようになりました。
転職業界においても一つのキーワードになっていると言えるでしょう。
自己肯定感が低い人が転職を成功させるにはどうすればいいでしょう。
自己肯定感がなくても転職活動は成功します
結論から言いましょう。
自己肯定感が低くても転職活動は成功します。
例えば、
「転職エージェントに希望条件を登録→条件に合う求人を紹介される→気に入った求人に応募する→転職成功」
「転職サイトで求人を探す→応募する→転職成功」
というプロセスにおいて「自己肯定感」が関わってくることはありません。
また、企業側も「我が社が望む条件を満たしているかどうか」を見るのであって、「高い自己肯定感を持っている人材か」には基本的に興味がありません。
ですからあなたが現時点で
「自己肯定感という言葉を聞いたことはあるが、よく知らない。
けれど転職活動へのモチベーションは高い」
という状態なのであれば、そのまま転職活動に取り組めば問題ありません。
ただ、「自己肯定感が低いせいで、転職活動にも影響が出ている気がする」というのであれば、自己肯定感について少し考えてみたほうが良いかもしれません。
そもそも自己肯定感とは?
簡単に言うと「自分を大事な存在と思う感覚」のことです。
例えば、これらに当てはまるのであれば、あなたは自己肯定感が高い状態にあると言えるでしょう。
・どのような自分でも大切だと思えている
・常に自分を肯定的に捉えている
・ありのままの自分を認めて、受け入れている
・自分の価値は、自分の考えや感じ方によって決まっている
自己肯定感に関する注意点2選
「自分を好きになること」とは違います
「好きになれない自分であっても、大事な存在だと思う感覚」こそが自己肯定感ですから、自分を好きになる必要はありません。
また、「好きになろう」と考えている時点で、「現在の自分は好きでない」という感覚に陥る可能性もありますから、あまりいいことではありません。
長所や特技は必要ない
自己肯定感とは「ありのままの自分を、認める感覚」のことですから、そこに長所や特技は必要ありません。
あったらあったで良いですが、別に無くても構いません。
むしろ、「自分の嫌いなところ」や「自分が思う自分の短所」なども含めて自分自身であり、それも尊重する感覚こそが自己肯定感であると言えます。
自己肯定感を高める方法3選
それでは自己肯定感をアップさせるための方法を具体的に3つ紹介していきます。
1:「自分を嫌う人はどうしても出てくる」と理解しておく
いわゆる「アンチ」はたとえあなたが有名人で無くてもわいてきます。
「どのような人でも、10人に1人は嫌われる」と言われています。
嫌われて落ち込むと、自己肯定とは真逆の「自己否定」をしてしまう場合が多いものですが、嫌われても「そういうこともあるか」「そんな人もいるのね」などと考えるようにすれば、自分を傷つけなくて済みます。
2:小さな成功体験を積む
掃除をする、洗濯をする、早起きをするなど、どれほど小さなことでもいいですから成功体験を積むようにしましょう。
これは自分自身に、「成功できる自分」を見せることになりますから、大いに価値があると言えます。
ちなみに僕は過去100回以上禁煙に成功していますw
転職活動に絡めるのであれば、
・丁寧に履歴書を作成する
・今日は転職エージェントで相談する
・転職サイトで良さそうな求人を見つける
など事前に目標を作っておくことで、それを達成したときに成功体験を積むことができます。
3:褒められたら素直にお礼を言う
誰かに褒められたとき、反射的に「いえいえ私なんて……」とへりくだってしまう人もいますが、これは自己否定をしていることに他なりません(褒めた側からしても、あまり卑屈になられると反応に困るものです)。
むしろ、
・褒めてくれたことに対してお礼を言う
・周囲に感謝する
・これからも頑張ると言う
などポジティブな反応をするべきです。
色々考えるのが難しければ、「ありがとうございます!これからも頑張ります!」と返すだけで構いません。
転職活動に取り組みましょう
そしてやはり「自己肯定感」のことにこだわりすぎず、とにかく転職活動に取り組むことも重要です。
特に「転職活動は未経験で、自己肯定感も低いから怖い」と思っている人は、とりあえず転職活動を始めることをおすすめします。
例えば、転職サイトを眺める、転職エージェントに登録する、履歴書の経歴部分だけ書いてみる……などです。
すると、「やってみると、意外とどうということはない」という感覚になることでしょう。
あとは転職エージェントなどを活用しつつ「転職成功」に向かって進んでいくと、いつの間にか自己肯定感が高くなっているかもしれません。
もちろん自己肯定感が変化しない場合もありますが、それでも「転職に成功した自分」のことは肯定できることでしょう。
頑張っていきましょう。
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